私共は一人で生きていける人はいません。
誰もが多くの人々や自然の恵み、仏さまに見守られ、支えられる中で共に生きています。
保育園でも、子ども達は玄関に入ればまず、仏様に朝な夕なに手をあわせてご挨拶。
お食事もおやつを頂くときも、手を合わせます。
手を合わせることは、「感謝」の心、ありがとうの気持ちです。
毎日、親と子で生活のリズムが違ったとしても、それぞれが、又は一緒に手を合わせる何気ない形式的とも思える習慣は、いつしか身につき、「おかげさまでありがとうございました。」と心から言える人に成長することでしょう。
いつか、自分の力ではどうにもできない苦しみに出会った時、一人悩み苦しんだ時、自分は一人ではなくて、おかげさまで共に生かさせていただいているという感謝の気持ちをもって、どんな中にも今日あることの喜びをかみしめることができることができたなら、どんな中にも前向きな気持ちで物事を捉えて、立ち向かうことができたなら、この科学文明の時代にあっても、仏様の存在は、私達をより力強い歩みへ導いてくださる最も確かな存在となるのです。
投稿日:2021年2月4日